朝のデジタル断食がくれた、静かな時間の贈りもの


気づけば朝起きてすぐ、スマホを手に取っていませんか?
通知の音、SNSのタイムライン、ニュースの見出し……。
まだ心も体も目覚めきらないうちから、情報の波に飲み込まれている。そんな朝が当たり前になっている方も多いのではないでしょうか。

私自身も、目覚まし代わりにスマホを使い、すぐにLINEやメールを確認する生活を続けていました。でも、あるときふと、「このままでいいのかな?」と感じたのです。

 

スマホのない朝を、試してみる

思い切って「朝だけスマホを見ない時間」を作るようにしました。
最初はそわそわして落ち着かず、何か大切な情報を見落としている気がして、手がうずうずしました。

けれど、3日目くらいから、ある変化が生まれました。

朝の空気の匂いが少し違って感じられました。
お茶を淹れる音が心地よく響いてきました。
そして、自分の考えが静かに整理されていくのを感じました。

 

情報から離れることで、自分の感覚に戻る

スマホを見ていると、知らず知らずのうちに人の声や感情に巻き込まれています。誰かの意見、誰かの出来事、誰かのペース。それらに飲まれるうちに、自分が今どう感じているかを見失ってしまうのです。

デジタル断食は、感情の「静けさ」を取り戻す時間です。

朝の5分、10分でいいのです。
スマホの代わりに、ゆっくりお茶を飲む時間をつくる。
日記やメモに、今日やりたいことを手で書いてみる。
カーテンを開けて、朝の光をしっかり浴びる。

それだけで、不思議と心がほどけていきます。

 

自分のリズムで1日が始まる

スマホを見るか見ないか。
それだけで、1日の「主導権」が変わってくるのを実感しています。

情報に振り回されるのではなく、自分の感覚を頼りに1日をスタートする。
それだけで、気持ちが落ち着いて、穏やかな時間の流れが戻ってきます。

もちろん、スマホが悪いわけではありません。
ただ、朝という「余白」の時間だけは、他人の声ではなく、自分の心の声を優先してみる。
そんな選択が、自分らしさを整える第一歩になるのではないでしょうか。

 

最後に

朝の過ごし方は、その日1日の土台になります。
デジタル断食といっても、何も難しいことはありません。
スマホを5分だけ横に置いてみる。
その小さな習慣が、驚くほど大きな変化をもたらします。

「今日の朝、心地よく始まった」と思える日が、ひとつでも増えますように。
Femina Flowは、そんなあなたの暮らしをそっと応援しています。