更年期は「終わり」ではなく「始まり」──40代からの私をもっと大切にするために

更年期はこわくない

──女性ホルモンの変化に気づいたら、まず読んでほしいこと

40代後半になると、体調の小さな変化が気になるようになります。
なんとなく疲れが取れない、イライラが続く、夜中に何度も目が覚める。
そう感じたとき、それは更年期症状のサインかもしれません。

けれど、更年期は病気ではありません。
人生の大きな転換期として、しっかり向き合えば、これからの暮らしを豊かにするためのヒントになる時期です。

この記事では、更年期の症状、原因、対策までを丁寧に解説します。

更年期とは、閉経の前後約10年間（45～55歳頃）を指します。
この時期、体内では女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が減少していきます。
その変化にともない、自律神経が乱れ、体と心にさまざまな不調があらわれます。

以下のような不調は、更年期によく見られるものです。

これらの症状は人によって異なり、日によって波があるのも特徴です。

つらい症状が続く場合は、我慢せずに婦人科を受診しましょう。
ホルモンバランスの状態を知ることで、治療やケアの方針が明確になります。
ホルモン補充療法や漢方など、体に合った方法が見つかることもあります。

女性ホルモンの働きを助ける食材を意識して取り入れるのがおすすめです。
大豆製品、青魚、緑黄色野菜、海藻などを中心に、バランスよく食事を整えましょう。
軽い運動やストレッチを続けることも、自律神経の安定に役立ちます。

更年期の時期は、心にも大きな負荷がかかっています。
できない日があってもいい、今日はここまでで十分。
そんなふうに、自分をいたわる気持ちを持つことが何より大切です。
完璧を求めず、心に余白を持つ暮らしを意識してみてください。

更年期は、これまでの価値観や生活リズムを見直すチャンスでもあります。
体の声に耳を傾けながら、これからの人生をどう生きたいか、静かに見つめ直す時間です。
新しい趣味を始めたり、体に優しい暮らしへシフトする方も多く見られます。

この時期をどう過ごすかで、その後の10年、20年の心身の状態が大きく変わります。

まとめ

更年期は、誰にでも訪れる自然な変化です。
不安や不調を感じたら、自分の体と向き合うタイミングだと受け止めてみてください。

正しい知識と、無理のないケアの積み重ねが、更年期をやさしく乗り越える力になります。
Fem Loungeでは、これからも40代以降の女性が自分らしく輝けるヒントをお届けしていきます。